【MLB】先発補強を狙うドジャースがFAのルーカス・ジオリトに興味 今季はリーグワースト41被弾

写真:FAとなっているルーカス・ジオリト

大谷翔平や山本由伸争奪戦の本命と見られているドジャースは、ガーディアンズからFAとなっているルーカス・ジオリトに興味を持っているようだ。12月1日(日本時間2日)、地元紙『ロサンゼルス・タイムス』が報じた。

ドジャースは故障者や若手の多い先発ローテーション改善のため、今オフの先発投手補強が急務。大谷や山本の獲得にも力を入れているが、他にもトレードでのディラン・シース獲得などにも興味を示しており、複数の投手を選択肢に入れている状況だ。そこで現在獲得の可能性がある選手として名前が挙がっているのがジオリトだという。

ジオリトは今季苦しいシーズンを過ごした。ホワイトソックスで防御率3.79とまずまずの成績を残しており、7月には争奪戦の末トレードでエンゼルスに加入。追い詰められていたエンゼルスとしてはオールインという形で決死の覚悟で獲得したジオリトだったが、移籍後は6試合に先発し1勝5敗、防御率6.89と大不振に陥った。

補強の結果が伴わずポストシーズンを諦めたエンゼルスは、ウェーバー経由でジオリトら6選手の放出を試みるチーム解体を行った。その結果ジオリトはガーディアンズへと移籍したが、それ以降も6試合で防御率7.04と成績は改善することがなかった。

3球団に所属した今季は8勝15敗と大きく負け越し、防御率4.88とFAイヤーとしては大いに不満の残る成績に終わった。特にリーグトップの41被本塁打が致命的で、エンゼルス移籍以降に被弾が倍増している。ガーディアンズでは悪くない活躍だっただけに評価の難しい状況だ。

しかし、ジオリトは直近6シーズンで5度規定投球回に到達(到達できなかった2022年も161.2回を投げた)するなど、耐久性に関してはリーグ有数の実績がある投手。奪三振力も高く、移籍後の不振を払拭するような復活にも期待はできる。

ジオリトは米メディア『ザ・メッセンジャー』のインタビューで、「もしまた大谷とチームメイトになれたら素晴らしいね」と話しており、大谷とジオリトが新チームで再会する可能性もあるかもしれない。

© 株式会社SPOTV JAPAN