ハトに餌を与えてはいけない『3つの理由』 考えられる悪影響やトラブルとは?

ハトに餌は与えるべきではない!

外で群れをつくっていることもあれば、単独で地面をつついていることもあるハト。ポッポーという独特の鳴き声は、子どもの歌などにも取り入れられています。なじみやすい鳥ではありますが、身近にいるからこそ付き合い方には注意が必要です。

ハトに餌を与えてはいけない理由と、居ついてしまったときの対処方法をまとめました。

ハトに餌を与えてはいけない『3つの理由』

ハトに餌を与えてはいけない理由は、以下の通りです。

1.糞による健康被害が起きやすい

ハトの糞には、細菌などが含まれているので非常に不衛生です。

  • 洗濯物に付着したら、洗い直さなければならない
  • アレルギーがある場合、深刻な症状が起きてしまう恐れがある
  • 乾燥した糞が細かな粒子になって空気中に舞い上がり、それを吸って病気になる可能性がある

ハトの糞を吸ってしまうことによって、気管支喘息や過敏性肺臓炎になってしまう恐れがあります。自分には関係ないと思い込んでしまうのは、絶対NG!近隣住民の中にはアレルギーを持っている人がいるかもしれないので、ハトが居ついてしまうような行動を取るのはよくありません。

2.ハトが人間の住んでいる場所に住み着いてしまう

ハトは小さな隙間に巣をつくって、そこで子どもを育てます。

  • エアコンの室外機周辺
  • ベランダの隅っこ
  • ものに囲われて、雨風しのげる場所など

市販のハト除けの効果が出れば巣をつくられる可能性は低くなりますが、必ずしも効果が出るわけではありません。どんなに対策を練っても、巣を作って卵を産んでしまうことが多いです。

3.繁殖力がさらに強くなり、数が激増する

ハトは野生にある食べ物で、十分生きていくことができます。そのため、栄養価の高い人間の食べ物をあえて与える必要はないのです。栄養価の高い人間の食べ物を与えてしまうと、ハトの繁殖力の高さに追い風を吹かせてしまいます。

ハトはもともと繁殖力が高く、集団で行動する生き物です。そのため、栄養価の高い食事を食べるとさらに繁殖能力がアップし、数がどんどん増えてしまいます。大群になると糞や羽も増えるので、健康被害をこうむりやすくなってしまいます。

ハトが居ついてしまったときの対処方法

餌を与えたことによってハトが居ついてしまった場合は、以下の場所に問い合わせをしてみましょう。

  • 自治体の相談窓口
  • ハト駆除の専門業者に依頼

鳥獣保護法があるため、一般市民は勝手にハトを捕まえたり駆除することはできません。自分でハトを捕まえる場合は、役所に届け出なければならない決まりがあります。

かなりの数のハトが居ついている場合、一人での駆除はほぼ不可能であることが多いため、ハト駆除の専門業者への依頼がおすすめです。

まとめ

ハトに餌を与えてしまうと、思わぬ被害に遭ってしまうことが多々あります。それを防ぐためにも、ハトとのすみわけをしっかりと意識しましょう。

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