複数球団がアロザレーナのトレードを打診 レイズに放出の意思なし

米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者が報じたところによると、複数のチームがレイズに対し、ランディ・アロザレーナのトレードについて問い合わせを行ったようだ。ペイロール削減に動いているとみられるレイズだが、アロザレーナより優先度の高いトレード要員が多くいるため、現時点ではアロザレーナ放出の意思はない模様。アロザレーナがFAになるのは2026年シーズン終了後であり、レイズはあと3年保有できる。なお、来季の年俸は900万ドル前後まで上昇することが予想されている。

現在28歳のアロザレーナはメジャー5年目の今季、151試合に出場して打率.254、23本塁打、83打点、22盗塁、OPS.789を記録。自己最多となる80四球を選び、3年連続で20本塁打&20盗塁を達成した。レイズは主力選手をFA前にトレードで手放すケースが非常に多く、アロザレーナもFAになる2026年シーズン終了時までレイズでプレーし続ける保証はないが、少なくとも現時点ではアロザレーナのトレードは検討されていないようだ。

レイズは現時点で来季開幕時点の予想ペイロールが1億2600万ドルに達しており、これは球団記録を大幅に更新する金額。そのため、今オフ中に複数の主力選手を放出してペイロール削減に動くとみられており、タイラー・グラスノーやマニュエル・マーゴがトレード候補に挙がっている。来季の年俸が2500万ドルと高額ながらエース級のポテンシャルを持つグラスノーに興味を示すチームは多く、パッサン記者はグラスノーのトレードをめぐる市場がヒートアップしていることを伝えている。近日中にトレードが成立する可能性もありそうだ。

グラスノーとマーゴ以外に、パッサン記者はアイザック・パレイデス、ブランドン・ラウ、ハロルド・ラミレスといった選手たちをトレード候補に挙げている。レイズとしては、アロザレーナを放出しなくてもペイロール削減の目標を達成できる可能性が高いため、よほど好条件のオファーが届かない限り、今オフ中にアロザレーナの放出に動くことはないと思われる。

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