大谷争奪戦撤退報道のレンジャーズ モンゴメリー再契約を検討か

今季球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げたレンジャーズは大谷翔平の争奪戦から撤退し、ほかの選手に目を向け始めたことが報じられているチームの1つである。クリス・ヤングGMは今オフの補強プランについて「FA市場で活発に動く予定だが、ここ数年のようなレベルでの支出はしないだろう」と話している。そんななかで浮上しているのが、ワールドシリーズ制覇に貢献したあとにFAとなった先発左腕ジョーダン・モンゴメリーとの再契約だ。

ヤンキース時代は先発ローテーションの枠を埋めるだけの存在に過ぎなかったモンゴメリーだが、昨年の夏にカージナルスへトレードされたあと、頼れる先発投手へと成長。今季はカージナルスとレンジャーズで合計32試合に先発して自己最多の188回2/3を投げ、10勝11敗、防御率3.20、166奪三振をマークした。ポストシーズンでも好投し、6試合(うち5先発)で3勝1敗、防御率2.90を記録。これらの活躍が評価され、今オフのFA市場では注目の先発投手の1人となっている。

パッサン記者によると、ある球団幹部は2018年オフにパトリック・コービンがナショナルズと結んだ6年1億4000万ドルをモンゴメリーの「合理的な着地点」に挙げているという。年平均額にすると2333万ドルとなり、レンジャーズがこの金額でモンゴメリーと再契約を結んだ場合、レンジャーズは今季に続いて2年連続でぜいたく税ラインを超過することになる。すでに先発投手5人が揃っており、ブルペンの補強も必要という状況のなか、モンゴメリーと再契約すべきかどうかは意見が分かれるところだろう。

なお、パッサン記者は、モンゴメリー獲得を狙う可能性があるチームとして、レンジャーズのほかにカブスとレッドソックスを挙げている。また、パッサン記者は以前、メッツがモンゴメリー獲得を狙う可能性を報じたことがあり、「SNY」のアンディ・マルティノ記者もメッツがモンゴメリー獲得を狙う可能性があることを伝えている。

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