初滑りはコスプレで 神戸の人工スキー場「六甲山スノーパーク」、関西で最も早くオープン

思い思いのコスプレで初滑りを楽しむ来園者=2日午前、神戸市灘区六甲山町、六甲山スノーパーク(撮影・小林良多)

 神戸市灘区の人工スキー場「六甲山スノーパーク」が2日、今シーズンの営業を始めた。恒例の「仮装滑走」ではアニメのキャラクターに扮したり、プロ野球阪神タイガースのユニホームに身を包んだりしたスキーヤーやスノーボーダーが初滑りを楽しんだ。

 同日時点で整備されたゲレンデは全長約260メートル、幅約20メートル、積雪約50センチ。10月下旬から造成した。暖冬の影響が懸念されたが、雨は少なく滑りやすい雪に仕上がったという。同スキー場によると、関西では最も早い営業開始となった。

 午前9時からの滑走式では、サンタクロースに扮した家族連れや、アニメ「機動戦士ガンダム」の人型兵器モビルスーツのコスプレ姿の来場者らがゲレンデにシュプールを描いた。家族や知人ら約20人で訪れた兵庫県伊丹市の女性(36)は「冬が来たって感じ。人工雪と思えないほど滑りやすい」と話していた。

 同スキー場は今年で開業60周年で、来年3月3日までの営業期間中、こたつの形をしたユニークなそりの無料レンタルなど記念イベントを実施するという。営業期間中は無休。六甲山スノーパークTEL078.891.0366 (千葉翔大)

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