【ロンドン共同】ロイター通信は2日、イスラエルがイスラム組織ハマスとの戦闘終結後、パレスチナ自治区ガザからの将来的な攻撃を防ぐため、境界のパレスチナ側に「緩衝地帯」の設置を計画していることをアラブ諸国に伝えたと報じた。アラブ地域の関係筋の情報としている。
緩衝地帯はハマスや他の過激派による侵入や攻撃を防ぐ目的で、ガザとイスラエルの間に南北にわたって設置するという。イスラエルは、エジプトやヨルダンのほか、アラブ首長国連邦に計画を伝えた。
ネタニヤフ首相の外交政策顧問はロイターに対し「計画は具体的だ」とし、ハマスの壊滅、ガザの非武装化と非過激化の3段階で成り立っていると述べた。