米カリスマロックスター 若き日の性虐待は「経験でレッスンだった」「俺は生き、学んだ。トラウマにはならなかった」

米国のシンガーソングライター、レニー・クラヴィッツ(59)は、少年時代に受けた性虐待について「経験とレッスン」と捉えていることを明かした。2020年に出版された回顧録『レット・ラヴ・ルール』で、レニーは自身のベビーシッターの友人が部屋に入って来て、ベッドにいた自分の身体を触ってきたことを記していたが、この経験はトラウマにはなっていないそうだ。

当時の性虐待についてレニーはエスクァイア誌に話した。「経験でレッスンだった」「全てがそうである必要はないけど。対処するに値しないと言っているわけじゃない。ある人はそれについて対処すべきだったとか言うかもしれない。でも、そんな時代だった」「俺は生き、学んだ。トラウマにはならなかった」

また、ミュージシャンとして有名になったばかりの頃、友人らのために自宅をオープンハウスにしていたレニーについて、11歳の時から一緒に住んでいた実の娘ゾーイ・クラヴィッツ(34)がこう振り返っていた。「本当に狂っていた」「モールか空港に住んでいるかのようだった。人が常に家に入ったり出たりしていて」

そんなレニーは自身のホスピタリティに関して葛藤があるようだ。「ノーと言うのは俺にとって本当に困難なことだ。子供の時からそうだった。ママはかつて俺をハーメルンの笛吹きって呼んでいた」「誰でも家に連れてくるからね。数時間前に遭った人間でも連れてくる。人が好きなんだ。常に人間を愛してきた」「あの時代アメリカで黒人でいるということは、皆と一緒に居続けるということだった。皆がお互いを助け合った。テーブルにはいつも追加の椅子があったし、食事もね」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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