いじめで泣く子を傍観する人描く 防止ポスター 最優秀に雲岡さん

 岡山県教委が県内の小中高校生から募った2023年度「県児童生徒いじめ防止ポスター・標語」の入賞作品が決まった。最優秀の県教育長賞には、ポスターの部で玉野市立荘内小4年の雲岡奏来(そら)さん、標語の部で美咲町立美咲中央小4年の岸田梅夏さんと倉敷市立倉敷翔南高2年の笹岡蓮さんの作品が選ばれた。

 雲岡さんのポスターはいじめに遭って泣いている子どもを傍観する人たちを描き、「見てるだけ? それもいじめだよ」とメッセージを記した。標語は岸田さんが「いじめだめ 言えた自分に 大拍手」、笹岡さんは「後悔を する前動け ぼくの足」と、いずれも勇気を出して行動することの大切さを伝えている。

 ポスターは8190点、標語は1万5822点の応募があった。優秀賞17点、入選20点を含む入賞作品は12月20~28日に県立図書館(岡山市北区丸の内)で展示する。

 優秀賞は次の皆さん。(敬称略、数字は学年)

 【ポスター】高原芽衣(総社・阿曽小1)寺田実咲(同小2)三原健翔(高梁・川上小3)島岡楓花(岡山・芥子山小5)中塚絢祢(鏡野・南小6)吉村心琴(倉敷・玉島西中1)小紫このみ(同・東陽中2)延原亜実(同・真備東中3)加藤琴羽(岡山工業高2)

 【標語】景山湊次郎(岡山・横井小1)浜田悠月(倉敷・琴浦東小2)西谷実奈(矢掛・三谷小3)若林琴葉(倉敷・下津井西小5)大山凌駕(赤磐・軽部小6)日浦結愛(倉敷・児島中1)三宅瑞姫(同・連島南中2)内藤優乃(同・船穂中3)

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