川﨑麻世、片岡愛之助の前で藤原紀香とラブシーン!緊張の撮影舞台裏を振り返る

大ヒット公開中の映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』で京都市長役を演じた川﨑麻世が2日、埼玉県のボートレース戸田で開催された映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』×『ボートレース戸田』コラボ記念イベントに出席した。

埼玉県の自虐ネタを詰め込み、大ヒットした魔夜峰央のギャグ漫画を実写映画化した本作は、2019年2月に公開され、興行収入37.6億円を記録した映画シリーズの第2弾。東京都民から迫害を受けていた埼玉県人が、麻実麗(GACKT)率いる埼玉解放戦線の活躍によって一旦は自由と平和を手に入れるも、麗はさらに「日本埼玉化計画」を推し進め、越谷に海を作ることを計画し、関西へ向かうというストーリー。

ボートレース戸田では同作とのコラボレーションを実施しており、コラボ記念としてこの日は「翔んで埼玉カップ~東西対決~・東京スポーツ杯」が行われた。また、会場ではGACKTや二階堂ふみ(壇ノ浦百美役)が実際に作品中に着用した衣装の展示などが行われ、映画の半券、コラボチラシの提示で入場無料、「埼玉県人通行手形A4クリアファイル」(先着4000名、2024年1月28日まで実施)がもらえるキャンペーンも行われている。

川﨑は登壇すると、事前にボートレースを見て感銘を受けたようで、「ボートレース場に来たのは初めて。すごい迫力ですね」と感心しきり。映画のヒットにも気を良くしているようで、「2日前に飲みに行ったら、僕より少し世代が下の方が、映画を観ましたって。本物がいるって声をかけてくれました」と嬉しそうに話す。

本作のオファーをもらった時は「GACKTが友達なので」と、GACKTの声かけがあったのではと想像していたというが、違ったとのこと。「僕自身は一作目を見て、めちゃくちゃ面白かったんです。ハマっちゃって。これは肩の力を抜いて笑って見ていられる作品だ、大好きだって思っていました。まさかオファーをもらえると思わなかったので、GACKTが言ってくれたのかなと思ったら違いました。監督に聞いたら、川﨑さんが京都出身だと知らなかったって。これは意外だ、面白いんじゃないかって思って誘ったって。素直に嬉しかったです」と明かす。

一方で川﨑は、「実は京都にいたのは2歳くらいまで。そのあとは大阪に引っ越したんです。だから、大阪の方には『川﨑麻世は大阪ちゃうんけ。裏切り者』って言われました」とも照れ笑いで明かす。映画では京都人は「建前と本音を使い分ける性格」として描かれるが、それについても「小さい頃は僕も気がつかなかった。こうやって大人になって色々観察すると、そういうところあるなって思いますね。どっちかというと京都人はあまり好きではないかもしれません」と話し、京都人の性格などについても紹介した。

京都市長役の役作りについてもこだわりを持って取り組んだといい、「衣装が白い着物で、粋な紳士というか旦那さんという格好をするんです。セリフは関西弁だけど、ちょっと京都弁の言い回しを改めて研究し直し、裏声を絡めた発声で演じるようにしました」と回顧。「映画を観た方はわかりますが、時代劇のメイクもやっているんですが、自分でメイクもしました。20代の頃から時代劇をやっていたんですけど、昔、坂東玉三郎さんに教えてもらったメイクの方法なんです」と話した。

また、片岡愛之助、藤原紀香夫妻との共演も振り返り、「大阪市長役の片岡愛之助さん、神戸市長役の藤原紀香さん。二人は夫婦役でもあるのですが、そのご主人の前で藤原紀香さんと熱いラブシーンを演じる場面があるんです。それはぜひ見て欲しいです。僕はめちゃくちゃ気を遣ったんですけど、愛之助さんは『めちゃくちゃいいじゃないですか!』って言ってくれるんです。その後、二人と一緒に食事に行ったりもしたんですけど、本当に仲のいい夫婦です。仕事中は敬語で話したりしていてすごいなと思いました」と紹介した。

川﨑は京都でオススメの観光地もトークショーの中で紹介。川﨑家のお墓もあるという東福寺がおすすめだといい、「紅葉が綺麗な場所。東山の方です。嵐山で子供の頃よく泳いだのも懐かしいです。京都は水が綺麗で、紅葉が綺麗。春夏秋冬全部綺麗なのが京都です」と述べ、一方で「冬の京都はなめたらあかんでって思うほど寒い」とも述べて会場を笑わせていた。(了)

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