ロックの殿堂入り英バンドが活動再開か 2018年から“活動休止中”も「休みは十分とった」

レディオヘッドが活動再開に向けて準備中だという。2016年のアルバム「ア・ムーン・シェイプド・プール」以来作品リリースがなく、2018年からはパフォーマンスもしていない同バンドだが、ドラマーのフィリップ・セルウェイによると、トム・ヨーク、ジョニー、コリン・グリーンウッド、エド・オブライエンのメンバー5人は現在活動再開をしたい意向だという。

ザ・クロウ・ヒル・カンパニーとのライブ配信に出演したフィリップはこう話す。「実際僕らは少し休憩を取っていて、最後にしたショーは2018年だ。けど今戻ろうってところまで来ている。クリエイティブな関係や個人的な関係に関するものさ。もう他に行くところはないというね」「現在僕ら全員がこう考える時点に来ている。『よし、休みは十分取った。これで終わり。戻って、色々探りながら、僕らをまた別の方向に連れて行く可能性を見てみよう』ってね」。

一方活動休止期間中にトムとジョニーは、ドラムにサンズ・オブ・ケメットのトム・スキナーを迎え新たに、ザ・スマイルを結成、昨年デビューアルバム「ア・ライト・フォー・アトラクティング・アテンション」をリリース、来年にはセカンドアルバム「ウォール・オブ・アイズ」をリリース予定で、それに伴いヨーロッパでツアーを開催する。

今年始めにフィリップはプログ誌に活動休止中のレディオヘッドについてこう話してもいた。「僕らは常に色々話し合っているよ。でも実際に一緒にプロジェクトをしよう、『キッドA』『アムニージアック』を超えるものってなった場合、それが実現するのは更に先になるよ。話し合いはしているけど、今はそれぞれが自分たちのことをしている段階だ」「パンデミックが起きた頃、僕らはレディオヘッドからの方向転換を常に計画していて、他のことをやろうってなっていた。そういった別プロジェクトが大きくなって、それに充てる時間もできたんだ。けど、そうだねそろそろ一緒にやるよ。次の2~3年間で何かをやる予定さ」。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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