【チャンピオンズC/穴ライズ】「前走惜敗は想定内、この人気落ちはシメシメ」 単勝オッズ“2桁”の妙味

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■メイショウハリオ

6月の帝王賞以来、約4カ月ぶりの久々となった前走のJBCクラシックは、1番人気に支持されるも、直線で伸びを欠いて勝ち馬キングズソードから1秒4の4着に敗れた。元々は叩き良化型で、いきなりからは厳しかったか。さらに、今開催から大井競馬の馬場は、力の要るダートに変更。これが合わなかった感もあるため、この敗戦は度外視していい。

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チャンピオンズCには2年前の2021年に挑戦しており、そのときは10番人気7着。まだ本格化前だったことに加え、一線級との対決もこれが初めてだった。その後は順調に成長を重ね、昨年の帝王賞でJpnI初制覇を飾ると、今年の上半期はかしわ記念、そして帝王賞連覇と、目下充実期を迎えている。

実績、ポテンシャルはメンバー上位で、そう考えれば前走の敗戦による人気落ちはシメシメ。以前は左回りを苦手としていたが、それもだいぶ克服してきており心配する必要はなく、中間もここを目標に入念な乗り込みを重ね、叩かれた上積みも大。時計勝負も歓迎のクチで、うまく流れに乗って持ち味の決め手でまとめて差し切りたい。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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