米アカデミー賞女優 スーパーヒーロー映画は「長く続き過ぎ」 人々が「飽きてくることを願う」

ジョディ・フォスターは、スーパーヒーロー映画の人気フェーズが「少し長く続き過ぎ」と考えているという。お気に入りのスーパーヒーロー映画もあるというジョディだが、どれも人生を変えるようなものではないと語っている。

エル誌とのインタビューでジョディは、こう話している。「1つのフェーズよね。少し長く続き過ぎていると感じている。でもフェーズだし、私はとても多くの異なるフェーズを見てきたから」「人々がもう直ぐ飽きてくることを願っているわ。「アイアンマン」「ブラックパンサー」「マトリックス」といった良い作品は大好きよ。エンターテイメントとして夢中になるわ。でもそれが私が俳優になった理由ではないの」「そうした映画が、私の人生を変えることはない。他の全ての映画の居場所が出来ることを願っているわ」。

しかし今年のアカデミー賞で作品賞を含む7部門に輝いたダニエル・クワンとダニエル・シャイナートによる「エヴリシング・エヴリウェア・オール・アット・ワンス」には大きな影響を受けたそうだ。「ダニエルズね。彼らは、たぶん私の最もお気に入りと言える映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を作った。私が落ち込んだ時や悲しい時に何度も観ている映画よ」。

元恋人のシドニー・バーナードとの息子チャールズ(24)とキット(22)の母であるジョディは、息子達と同映画を鑑賞した時の感動をこう振り返っている。「最初に息子の1人と観たんだけど、その後手をとり合い、ぎゅっと握って、終わった後は45分間泣き続けた」「そして1週間後に、もう1人の息子と観たら、繋がり、理解、希望のポータルが開いたの。彼はこれまで話してくれたことのない高校時代の話を全てしてくれて、雨の中を一緒に歩き、泣きながらオープンに語り合ったわ。そして『これが映画が出来ること』って思った」。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

© 株式会社神戸新聞社