田村淳、松本城のお堀の問題で炎上したことについて「ちょっと言って炎上する時代」

2日放送の『ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNewsCLUB』(文化放送)で、お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳が、前回の放送の発言の影響でX(旧:Twitter)上で専門家と論議になったエピソードを語った。

前回、淳は長野県松本市の話題で、松本城のことについて語った際「お堀が汚いんですよ」と話し、「『池の水ぜんぶ抜く』って番組やらせてもらっているから、やらせてくれって言ってるのに、なんかいっこうにね、予算がでない」と自身が出演している『池の水ぜんぶ抜く』(テレビ東京系)で提案したこともあると明かした。

放送後、この件に関して城郭考古学者の千田嘉博氏が反応し「田村淳さん、誤解しています。湧水を水源にした松本城の水堀は透明度が高く、堀底の土が見えているのです。汚くありません。さらに石垣の基礎に胴木を用いた松本城の堀の水を安易に抜いてはいけません」とXで投稿した。すると長野県議会議員や一般の人々も反応し、松本城のお堀の水に関しての論議となった。

淳自身も堀の水が湧き水で水質はキレイなことは知っていたが、長年堆積しているヘドロの方が汚いと思っていたと説明。実際に松本市も対策をねっている最中ということも知っていたそうで、「ラジオだし、自分が池の水ぜんぶ抜くって番組やってるから『抜いてみたいよね』って軽く言うじゃない‥ ラジオなんだし、(軽視はしてないが)番組盛り上げるためにそういうことも言うじゃない。だって松本からゲストが来てたんだから」と説明した。

結局淳は水質がキレイなことは認め、「ヘドロが汚い」と思うことに関しては主観であるので、譲ることはできないと千田氏にXで伝えて、この問題は収束した。ただ、フォロワーの人たちの反応が気になったようで、淳は「というやりとりを(千田氏と)したら『ちゃんと建設的な議論ができてますね』ってお褒めの言葉をフォロワー様からいただくという(笑)。なんなんだよ(笑)、ホントによう。なんでこんな好き勝手…」と話し笑いを誘った。

さらに淳は「自分が池の水抜く番組やってて『ちょっとお堀パッと抜きたいわ』みたいなこと、ちょっと言って炎上する時代ってなんなの!? こんなんで炎上するんだったらマジでパーティーのことみんなで追及しろよ(笑)。俺のお堀の水抜きたい願望より、パーティーのことでしょ~」と最近話題となっている自民派閥のいわゆる「パーティー券問題」の方が重要だと話し、「だからもう俺は言わないからね、そう簡単に文化放送で‥メディアなんでね、メディアで発信したらどっかのネットニュースがバッ食いついて、それを専門家がグッと首根っこつかまえて(笑)」と、今後気軽に専門的な話は言わないと宣言し、爆笑を誘ったのだった。

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