世にも不思議な食感の『電氣餅』 その正体と賞味期限5時間のおいしさを探る

お笑いコンビ・アンタッチャブルの山崎弘也が12月2日放送の『満天☆青空レストラン』に出演。宮川大輔とともに東京都渋谷区・代々木八幡駅付近にある今大注目で予約必須の『あいと電氣餅店』を訪れ、話題の極上食材『電氣餅(でんきもち)』の正体とおいしさの秘密に迫った。

左:宮川大輔、中央:『あいと電氣餅店』餅職人・鈴木瞳さん、右:アンタッチャブル・山崎弘也

『あいと電氣餅店』は、大正5年創業の老舗に弟子入りし、4代目として屋号を引き継いだ餅職人・鈴木瞳さんが営んでいるお店。このお餅屋さんの『電氣餅』が世にも不思議な食感だと今話題になっている。山崎は「餅界の異端児的な存在なのね」と興味津々。『電氣餅』について想像を膨らませ、『あいと電氣餅店』へ向かった。 店舗はガラス張りで、白をベースにした上品な内装が外から確認できるようになっており、「アトリエ?」と驚く山崎。宮川も「マジですごない?」と興奮気味。山崎は「これは異彩を放つ」とコメントし、おしゃれな店舗に期待を込めた。

『電氣餅』で作る絶品大福を初めていただいた山崎

今回は特別に店舗の奥にあるお餅の製造現場に案内してもらった。『あいと電氣餅店』の人気メニューは『電氣餅』で作る絶品大福。「不安になるぐらい柔らかい」と山崎は恐る恐る『電氣餅』の絶品大福を口にする。すると山崎は「う〜わ!やばい!お餅という概念じゃないですね」とおいしさを表現し、「もちもちじゃないですね、ふわふわですね!赤ちゃんのほっぺたみたい」と大興奮。続いていただいた宮川も「うわ〜!うまい!」が飛び出し、「きめ細かいですね」とコメント。なんとこの『電氣餅』の絶品大福は賞味期限がたったの5時間の生大福であり、もち米100%で作られているという。4代目餅職人・鈴木さんも、このおいしさに感銘を受けて弟子入りしたとのこと。

『電氣餅』の究極の柔らかさの秘密は名前の由来にもなっている『電動の餅つき機』。もともと100年以上前は杵(きね)と臼(うす)を使用して人力で餅つきをしており、コシのあるお餅だった。その後、『電動の餅つき機』が登場し、“電気でついた餅”ということで『電氣餅』と呼ばれるようになった。この『電氣餅』は機械でお餅をつくことで、緊密で極限まで滑らかな味わいが生まれている。

『電氣餅』が柔やかすぎて機械から取り出す際に奮闘する様子

この『電氣餅』のおいしさの秘密は、一晩浸漬(しんせき)させた新潟県産のもち米・こがねもちを使っていること。こがねもちは白くて弾力があり、コシが強い品種のため、水をたくさん含ませることが可能。もち米に極限まで水分を含ませることで軽くてふわふわな食感を実現している。また、蒸す際には蒸気の通り道を作ることや、水分をより多く含ませるために2回に分けて蒸すこともふわふわ食感を生み出す秘訣として紹介された。そして電動の餅つき機で均一の力でつくことでマシュマロのような柔らかな餅が仕上がるのだ。ただし、餅が柔らかすぎるため、機械から餅を取り出すのは一苦労。山崎も「全然取れない!」と奮闘した。

できたての『電氣餅』のおいしさにうっとりする宮川

機械から取り出したばかりの『電氣餅』は別格で、大根おろしとだししょうゆとともにいただいた。「うお〜おいしい!」とあまりのおいしさに山崎はうなった。宮川も「うわ〜うま!幸せ」とうっとり。多くの人に『電氣餅』の味を知ってもらいたいという熱い思いを持った4代目餅職人・鈴木さんによる極上の『電氣餅』の味に、山崎と宮川は酔いしれた。

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