パー券問題、党として対応 首相「疑念持たれ遺憾」

ドバイのホテルで記者団の質問に答える岸田首相=2日(代表撮影・共同)

 【ドバイ共同】岸田文雄首相(自民党総裁)は2日、自民安倍派がパーティー券のノルマを超えた販売利益を議員側に還流していたとされる問題に関し「国民に疑念を持たれているのは大変遺憾だ。状況を把握しながら党としても対応を考える」と述べた。訪問先のアラブ首長国連邦(UAE)のホテルで記者団の質問に答えた。

 安倍派で事務総長を務めた松野博一官房長官や西村康稔経済産業相らに説明するよう指示するかどうかを問われ「各政治団体で事情をよく知る人間が説明することがあるべき姿だ。その努力を続けてもらいたい」と述べるにとどめた。自らが率いる岸田派での還流の有無については「承知していない」と語った。

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