鹿沼のシューマイ提供店が一堂に 各ブースに行列、600食完売の店も 初のシウマイ博覧会が大盛況

市役所駐車場で初めて開かれた「かぬまシウマイ博覧会」

 【鹿沼】市内のシューマイ提供店が一堂に会する市内初のイベント「かぬまシウマイ博覧会」が2日、市役所駐車場で開かれた。青空の下、多くの家族連れらが訪れ、イベント限定のオリジナルメニューの食べ比べを楽しんだ。

 崎陽軒(横浜市)の初代社長が市出身という縁で、シューマイによるまちおこしを進める鹿沼商工会議所が主催した。開会に先立ち片柳伸一(かたやなぎしんいち)会頭(69)が「皆さまの記憶に残る博覧会となるよう準備を進めてきた。存分に楽しんでほしい」と呼びかけた。

 朝早くから多くの来場者があり、精肉店やコッペパン店などがオリジナルシューマイを販売。各ブースには行列ができ、用意した600食が完売する店もあった。両親と訪れた津田小5年新井隼之介(あらいしゅんのすけ)君(11)は「シューマイは食べ物で5番目に好き。いっぱい食べられてよかった」と笑顔だった。

 会場では展示も多数行われた。崎陽軒は同社オリジナルのしょうゆ差し「ひょうちゃん」の限定カラーを展示。同社の緑川美津雄(みどりかわみつお)専務(66)は「こんなにたくさんの人がシューマイを愛してくれてうれしい」と頬を緩めた。

 同商議所担当者は「想定以上の盛り上がりで、少しずつ地元にかぬまシウマイが定着していると感じた。これを機にぜひお店にも足を運んでほしい」と話した。

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