強制移住「許容しない」 ガザ情勢で米副大統領

ハリス米副大統領(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米ホワイトハウスは2日、アラブ首長国連邦(UAE)を訪問中のハリス副大統領がパレスチナ自治区ガザ情勢を巡り、エジプトのシシ大統領と会談したと発表した。ハリス氏は「ガザやヨルダン川西岸からのパレスチナ人の強制移住、ガザの包囲、境界の変更はいかなる場合でも許容しない」と強調した。

 カタールのタミム首長とは電話で会談し、イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘休止、ハマスが拘束する人質の解放、ガザへの支援物資搬入に向けた「努力を続ける」と伝えた。ハリス氏は国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)首脳級会合出席のため、UAEを訪れた。

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