青森市副市長に横山氏(青森出身)浮上/野村不動産元執行役員

 青森市の2人目の副市長に同市出身で野村不動産(東京)元執行役員・横山英大(ひでひろ)氏(58)が浮上していることが2日、関係者への取材で分かった。開会中の定例市議会閉会日の26日に人事案を追加提案する見通し。市議会の同意が得られれば、同市で初の民間企業出身の副市長となる。

 西秀記市長は6月の就任時、副市長人事について行政経験者と経済界から1人ずつ置く考えを示していた。同月には、同市前経済部長の赤坂寛氏が副市長に就任。残る1人の人選と人事案提案のスケジュールなどを調整してきた。

 横山氏は青森高校卒。1989年に慶応義塾大学商学部卒、同年4月に野村不動産入社。同社仙台支店長などを経て、2013年に同社グループのジオ・アカマツ(現野村不動産コマース)の代表取締役社長、16年に野村不動産執行役員に就いた。21年に野村不動産コマース退社、今年10月に野村不動産を退社した。

 関係者によると、横山氏は不動産、建設業界に幅広い人脈があり、まちづくりに豊富な経験と知識を持つ。西市政でもまちづくりに力を発揮してもらいたい考えとみられる。西市長は副市長人事について、東奥日報の取材に「今申し上げられることはない。最終調整が済み次第、明らかにしていきたい」と述べた。

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