快勝で3連勝のマドリーが首位堅持! ロドリゴ5戦連発にブラヒム・ディアスとクロースの超絶連携弾【ラ・リーガ】

[写真:Getty Images]

ラ・リーガ第15節、レアル・マドリーvsグラナダが2日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、ホームのマドリーが2-0で快勝した。

前節、カディスに3-0の快勝を収めジローナを抜いて首位を奪還したマドリーは、19位に沈むグラナダとのホームゲームでリーグ3連勝を狙った。直近のチャンピオンズリーグ(CL)のナポリ戦をロドリゴの公式戦4試合連続ゴール、ニコ・パスのトップチーム初ゴールなどで4-2と逆転勝利したエル・ブランコは、グループステージ5連勝で首位通過を確定。その勢いに乗って臨んだホームゲームでは先発1人を変更。セバージョスに代えてホセルを起用した。

立ち上がりからマドリーが押し込む入りとなったなか、守勢のグラナダにいきなりのアクシデント発生。GKラウール・フェルナンデスの負傷によって控えGKフェレイラが11分に投入された。

ラウール・フェルナンデスの治療や交代による数分間の中断を経て仕切り直しとなったなか、引き続き相手を押し込みながらもなかなかフィニッシュまで持ち込めないマドリー。

それでも、前半半ば過ぎに見事なコンビプレーからゴールをこじ開ける。26分、ボックス手前右でボールを持ったブラヒム・ディアスが中央のクロースにボールを預けてゴール前のスペースへ走り込むと、ゴール前の密集を抜く極上のリターンパスが供給される。ここでブラヒム・ディアスはGKとの一対一を冷静に制した。

良い時間帯に先制に成功したマドリーは以降も相手陣内でのプレーを継続。失点後も大きく変えないグラナダの粘りの守備に遭うなか、前半終了間際にはボックス内でフリーとなったベリンガム、ホセルの連続シュートで2点目に迫ったが、いずれもわずかに枠を捉え切れなかった。

結局、1点リードで試合を折り返したマドリーはカルバハルを下げてハーフタイム明けにルーカス・バスケスを投入。後半も引き続き相手陣内で押し込む展開を作ったなか、早い時間帯に追加点を奪った。

57分、相手陣内左サイドのメンディからの横パスを中央のホセルがワンタッチでボックス左のスペースに流すと、相手と競り合いながら抜け出したブラヒム・ディアスが丁寧な折り返し。ゴール前のベリンガムのシュートは相手GKのビッグセーブに阻まれたが、ゴール右でこぼれに反応したロドリゴが強烈な右足シュートを突き刺した。

ロドリゴの公式戦5試合連続ゴールでグラナダの気勢を完全に削いだマドリーは、以降もゴールに貪欲なベリンガムやバルベルデといった中盤の選手が決定機に絡んでいく。また、アンチェロッティ監督は今後の連戦を睨んで、ホセルを下げてコンディションを上げさせたいセバージョスを後半半ばにピッチへ送り出す。

後半終盤にかけてはマドリーがゲームコントロール優先の戦い方にシフトしたことで、試合はややクローズな展開に。

そのなかで最終盤には殊勲のゴールスコアラー2人を下げてゴンサロ・ガルシア、ニコ・パスのカンテラーノ2人を投入したホームチームは、相手のシュートを1本に抑え込む危なげないゲーム運びできっちり試合を終わらせた。

この結果、スコア以上の内容の差を見せつけたエル・ブランコがリーグ3連勝を達成し、今節先に試合を戦ったジローナが勝利した状況できっちり首位をキープしている。

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