大和郡山市、光で彩る城下町の冬

華やかなイルミネーションの点灯式に集まった関西文化芸術高校の生徒ら=1日、大和郡山市北郡山町のやまと郡山城ホール

 城下町の冬を彩る「大和郡山イルミネーション2023」が、奈良県大和郡山市北郡山町のやまと郡山城ホールで開かれている。日没から午後9時30分まで点灯。来年2月4日まで。

 昨年に続き、関西文化芸術高校(奈良市山陵町、大橋智校長)の生徒がイルミネーションなどを制作。「ホール周りに植え込みを飾る電球を昨年の2万4000球から3万9000球に増やした」と大橋校長。

 窓には色とりどりのセロハンで特産の金魚や街のシンボル郡山城をステンドグラス風に描いた。デザインを担当した久原梓さん(3年)、柳沢明紀さん(2年)らは「寒い冬を迎えるが、通りを歩く人が温かい気持ちになれば」と話した。

 1日には点灯式があり、カウントダウンとともに明かりが一斉にともり、華やいだ雰囲気に。同校の生徒によるハンドベルの演奏も披露された。上田清市長は「来年は市制70周年。高校生らの若い力で町を元気づけて欲しい」などと期待を寄せた。

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