ロッテ・石川が投球技術伝授 富山県内の中学1年生5人受講

石川投手(中央奥)から投球時の体の使い方を学ぶ中学生=滑川市屋内運動場

 プロ野球ロッテ・石川歩投手(富山県魚津市出身)が県内の中学生投手を指導する「石川歩ピッチャーズエリートアカデミー」は2日、滑川市屋内運動場「KENKO DOME(ケンコードーム)」で開かれ、経験に裏打ちされた独自の理論に基づく技術を伝えた。

 2018年のシーズンオフから毎年開催。昨年までは全学年が対象だったが、今年は1年生に限定し、3年間かけて指導する。投球動画などを基に、石川投手が応募者20人の中から受講する5人を選考した。

 石川投手は、ボールに力を伝える効率的な体の使い方を指導。中学生の投球フォームを前や後ろ、横から確認し、踏み込む足の角度、体の開き方などを細かくアドバイスした。「感覚をつかむまでは考えて投げることが大事」と説明。中学生は「今まで力みすぎていた」「下半身を鍛えたい」などと話した。座学の指導もあった。

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