カターレ富山の左伴繁雄社長は2日、J3で過去最高の3位に導いた小田切道治監督に対し、来季の続投を打診したと明らかにした。小田切監督は前向きな姿勢を示しているといい、条件面などを詰めた上で合意に至れば正式に決まる。
小田切監督は富山市出身で、チーム初のOB監督。2009年に富山で現役を引退後、下部組織の監督やトップチームのコーチを歴任。昨季終盤、トップチームの監督に就任し、攻守にハードワークするサッカーを磨き上げて得点力を向上させた。
左伴社長「進退は取締役会が判断」
左伴社長は試合終了後に会見し「自分の進退を伺うべきだと思う。取締役会が判断することになる」と語った。就任3年目の今季を勝負の1年と位置付け、悲願のJ2復帰を果たすとサポーターに約束していた。
「本当に悔しい思いがあるが、いろいろな収穫があり来季へ手応えを持てた」「チームを責めるつもりはなく、責任があるならば自分一人で十分」と話した。