一年の感謝伝える クリスマスイベント グッズ販売やライトアップ 2部制で来場者もてなす えちごトキめき鉄道 直江津D51レールパーク

夜に行った第2部ではD51車両をライトアップ。幻想的な光景を来場者が撮影した

えちごトキめき鉄道は2日、上越市東町の直江津D51レールパークでクリスマスイベントを行った。鉄道ファン向け、一般向けの2本立てで企画し、来場者を楽しませた。

年内最後のイベントで、一年間の感謝を伝えた。同パークは11月27日から冬季休業中だが、同日限りで特別開園。2部制でイベントを行った。

第1部は鉄道ファン向けに貴重な鉄道グッズを販売。駅で掲示されていた時刻表や、車両内に掲出していた路線図、駅名看板など現場で使われていた実物に加え、社員が寄付した国鉄時代の制服、過去のイベントの記念乗車券など、えちごトキめき鉄道の歴史を感じられる逸品が並んだ。

時刻表などを購入した男性は「(過去の)乗り入れや快速などが載っていて、とても懐かしい。早くから並んだかいがあった」と笑顔で話した。

一般向けを対象とした第2部では、レールパークの主役ともいえるD51車両をライトアップ。投光器やスモークを使って幻想的に演出した。会場内「トキ鉄カフェ」での飲食物販売や、スマートボールなどの遊びを提供した。

同パークでは今年、家族連れの来園が増えた。また、来園者の4割ほどが鉄道を利用しているという。同社営業担当課長の豊岡滋さんは「これからも沿線の人が気軽に来られるようなイベントを開いていきたい」と語った。

実際に駅で掲示されていた時刻表など、トキ鉄の歴史が詰まった逸品を販売。熱心な鉄道ファンが列を作り買い求めた

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