ドジャースがジョー・ケリーと再契約へ 35歳のベテラン救援右腕

日本時間12月3日、ドジャースは自軍からFAとなった救援右腕ジョー・ケリーと再契約を結ぶことで合意に至ったようだ。「FanSided」のロバート・マレー記者が「合意目前」であることを伝えたあと、「WEEI」のロブ・ブラッドフォード記者が「合意に至った」ことを報じた。現時点では契約条件の詳細は不明だが、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は「1年契約だと思われる」と伝えている。身体検査を経て、球団から正式に発表される見込みだ。

現在35歳のケリーはメジャー12年目の今季、ホワイトソックスとドジャースで合計42試合に登板して39回1/3を投げ、2勝5敗1セーブ、13ホールド、防御率4.12、60奪三振を記録。ホワイトソックスでの31試合では防御率4.97と安定感を欠いていたが、7月下旬のトレードで1年半ぶりにドジャースに復帰すると、移籍後は11試合で防御率1.74をマークした。

近年は故障に悩まされるシーズンが続いており、50試合以上に登板したのは3年契約でドジャースに加入した2019年(55試合で防御率4.56)が最後。今季は4月に右股関節、7月に右ひじ、8月に右前腕を痛めてそれぞれ故障者リスト入りした。それでも2021年以降は3年連続で40試合以上に登板しており、故障離脱がありながらも最低限の労働量は確保しているという印象だ。

30代中盤を迎えても自慢のスピードボールに衰えは見えておらず、今季は速球系の球種の平均球速が98.9マイルを記録。これはメジャー全体でもトップクラスの数字である。ドジャースはシーズン終了後、年俸950万ドルの球団オプションを破棄してケリーをFAとしたが、球界屈指のスピードボールを持つケリーと安価な再契約を結びたいと考えていたようだ。

ケリーはメジャー12年間で450試合(うち81先発)に登板して53勝37敗7セーブ、90ホールド、防御率3.95を記録。レッドソックス時代の2018年とドジャース時代の2020年にはワールドシリーズ制覇を経験している。

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