Rソックスが山本争奪戦の最終候補入りか 吉田と共闘の可能性も

今オフの移籍市場において、大谷翔平の次に注目を集めているのが山本由伸だ。正式にポスティング公示された直後から10チーム以上が興味を示し、総額2億ドル以上の超大型契約は間違いないとみられている。現状では「メッツが本命」と考える関係者が多いようだが、ヤンキースやドジャースも獲得を狙っており、争奪戦の行方はまだまだわからない。そんななか、地元紙「ボストン・グローブ」のピート・エイブラハム記者はレッドソックスが「ファイナリスト入りするとみられるチームの1つ」であることを報じている。

山本と各チームの交渉プロセスについては「SNY」のアンディ・マルティノ記者が詳細を報じており、まずは山本が日本にいる状態で、獲得に興味を示す全チームと電話やZOOMを使ってオンラインで面談する予定となっている(すでに第1段階の交渉がスタートしている可能性もある)。そして、候補をある程度絞り込んだうえで、山本が渡米し、第2段階(おそらく最終)の交渉を対面で行う予定だ。マルティノ記者によると、対面での契約交渉はウィンター・ミーティング終了後に行われる見込みだという。

レッドソックスは今季、規定投球回に到達した投手が1人もおらず、先発防御率4.68はメジャー22位(リーグ12位)に終わるなど、ローテーションのアップグレードが急務となっている。解任されたハイム・ブルームに代わって新しくチーフ・ベースボール・オフィサーに就任したクレイグ・ブレスローも投手補強を最優先課題に挙げており、今オフの移籍市場において「最高の投手」と評価されている山本はレッドソックスの補強ポイントに合致する存在だ。レッドソックスは大谷争奪戦から撤退したことが報じられており、山本争奪戦に注力していくことは間違いないだろう。

レッドソックスには日本球界で山本とチームメイトだった吉田正尚がいる。今年3月のワールド・ベースボール・クラシックでも侍ジャパンの一員として共闘し、見事に金メダルを勝ち取った両者だが、今度はメジャーの舞台でワールドシリーズ制覇を目指して共闘することになるかもしれない。

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