特産ゆずで染色 宇都宮・上河内中央小で体験授業 親子49組が楽しむ

「ゆず染め」を体験する親子

 【宇都宮】上河内中央小で2日、親子の触れ合い学習として「ゆず染め」の体験授業が行われた。1年生の親子49組が地域の特産品を使った染色を楽しんだ。

 「ゆずのまち」として知られる上河内地区の親子に、特産のユズに親しんでもらうのが狙い。

 同地区まちづくり協議会と上河内ブランドアドバイザーの4人が地元のユズの歴史について説明した後、染め方を指導した。

 参加者は約20個のユズを絞って作った染料を温め、布を入れて混ぜながら染色に挑戦。媒染液に浸して着色し、ミニポケットチーフを作った。鮮やかな黄色に染まった布を見て参加者は「良い色に染まった。きれい」などと喜んでいた。

 中里町、自営業田渕佳子(たぶちけいこ)さん(40)は「地域のことが分かって、子どもと楽しい時間を過ごせました」と笑顔。長男巧磨(たくま)君(7)は「意外にうまくいった。混ぜるの面白かった」と話した。

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