きょう3日(日)は北陸や東北の日本海側を中心に、大気の状態は非常に不安定となりそう。局地的には雨足や、山沿いでは雪の降り方が強まるおそれがある。
　なお、週明けあす4日(月)以降は天気や気温の変化が大きい見通し。あさって5日(火)は西～東日本の太平洋側を中心に冷たい雨が降りそうだが、6日(水)以降は晴れて気温は平年より高い所が多い見込み。特に週後半の西～東日本は20℃を超える所が続出する予想だ。

きょう午後　北陸・東北を中心に大気不安定

　きょう3日(日)は、日本海側は低気圧の影響で雲が広がりやすく、特に北陸や東北の平野部では雨や雷雨となる見通し。沿岸部では風が強まり、山沿いでは雪が降って降り方が強まるおそれがある。
　太平洋側では晴れて日差しは暖かい所が多い見込み。東京都心の最高気温は前日より高く16℃まで上がる予想。ただ、四国から東海ではにわか雨の可能性があり、東北では低気圧の影響で太平洋側でも雨や雪が降りやすくなりそうだ。

あす小春日和も　あさって西・東日本は冷たい雨

　週明けあす4日(月)は大陸から高気圧が移動してくるため、日本海側の雨や雪もやむ所が多い見込み。朝晩は冷えるものの、日中は小春日和の所が多くなりそうだ。
　ただ、あさって5日(火)は低気圧や前線の影響で、西日本や東日本の太平洋側を中心に雨が降る見通し。局地的には雨足が強まるおそれがある。最高気温は15℃に届かない所が多く、北風の影響も加わって冷たい雨になりそうだ。

土日は12月なのに20℃超え予想も

　6日(水)以降は、たびたび寒気を伴う低気圧が北日本の日本海側に近づく見通し。そのため平野部では雨、山沿いでは雪が降ったりやんだりとなりそうだ。なお、7日(木)から8日(金)にかけては低気圧が発達し、荒れた天気となるおそれがある。
　一方で西日本や東日本は高気圧に覆われて晴れ、空気の乾燥する日が多い見込み。寒気は西日本や東日本までは南下しにくく、気温は平年より高くなる所が多くなりそう。

　特に週後半9日(土)や10日(日)の最高気温は、西日本や東日本で20℃超えが続出する予想だ。今週は天気や気温の変化が大きくなるため、服装選びや体調管理により一層気を付けて過ごしたい。

（気象予報士・鈴木悠）