【なでしこジャパン】熊谷紗希「シンプルなミス。マジでもったいなかった」、ブラジル戦、アンカーの位置でボールロストから2失点

今日23時から第2戦、2023年最後の公式戦。来年2月は北朝鮮とのパリ五輪アジア最終予選!

[国際親善試合]ブラジル女子代表 – 日本女子代表 /12月3日23:00(現地11:00)/シーセロ・ポンペウ・デ・トレド競技場

サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)がブラジル遠征第2戦、サン・パウロのシーセロ・ポンペウ・デ・トレド競技場でブラジル女子代表との第2戦を迎える。

FIFAランキングは日本8位、ブラジル9位。第1戦は1-3から86・88分のゴールで追い付いたものの、アディショナルタイムに再び勝ち越され、3-4で落とした。

先制点を決めた藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)は得点シーンを振り返る。

「(宮澤ひなたから)ダイレクトで来るかと思いました。(長谷川唯につながり)唯さんは最後まで選択肢を残す人なので、準備はしていました」

なでしこジャパンは4-3-3(4-1-4-1)のシステムに取り組んでいる。アンカーの熊谷紗希(ASローマ)を配する形だが、今回そこでミスが重なり、ボールを奪われて2失点を喫した。

熊谷は悔しそうに振り返る。

「シンプルなミスです。マジでもったいなかった。時間帯も含めて。自分のミスで2失点、3失点目を喫して。最後(アディショナルタイム)のカウンター、時間の使い方……あれがブラジルの上手さ。これが世界だなってすごく感じました。それでも自分たちが完全に崩された感じは少なかったです。4失点してるんですけどね。正直なところ、そこまでネガティブには捉えていません。守れている手応えがあったからこそ、勝ち切らなければいけない試合内容でした。時間帯によっての戦い方は、改めて学ばなければいけないと感じました」

さらにポジティブ要素を加えるならば、初キャップとなった高校生の古賀塔子と谷川萌々子(いずれもJFAアカデミー福島)が活躍したことが挙げられるだろう。

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約30時間を経ての地球の裏側への遠征。欧州組もハードな移動だったという。時差などは第2戦ではかなり改善される。2月の北朝鮮とのパリ・オリンピック最終予選の2連戦まで、現在組まれている最後の公式戦でもあり、結果にもこだわりたい。2023年のなでしこジャパン、勝利で締めくくりたい。

写真・取材・文/早草紀子

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