大阪・新世界にメカヘッド店主が切り盛りするサイバーパンク屋台爆誕 煌びやかなネオン、異世界を楽しめ

サイバーな世界から飛び出したかの様な出で立ちのメカヘッド店主

日本でも有数の観光名所として知られる大阪・新世界

巨大にそびえ立つ通天閣の麓には串カツや粉モノのグルメスポットがひしめき、日本最大級のサブカルの街、日本橋もある。繁華街の喧噪とサブカルの空気を同時に味わう事の出来る、大阪でも異彩を放つエリアだ。

今、そんな新世界にある一軒の屋台が注目を集めている。シャッター街になった商店街の中、煌びやかなネオンを発するその屋台の名は「サイバーパンク屋台KAKKO」

屋台を切り盛りしている店主は、頭部がメカヘッドのサイボーグ。サイバーパンクな世界観を題材とした、コンセプト屋台とも言うべき店だ。

「攻殻機動隊」や「アップルシード」を彷彿する世界観…10月にオープンするやいなやSNSを中心に大反響を巻き起こすKAKKOについて、メカヘッド店主に話を聞いた。

サイバーな世界から飛び出したかの様な出で立ちのメカヘッド店主

橋本:コンカフェ等も多い大阪ミナミで、なぜ店舗型ではなく屋台スタイルを取っているのでしょうか?

KAKKO:新世界市場屋台プロジェクトに応募したのがキッカケです。新世界市場は通天閣近くの魅力的な商店街なのですが、残念ながら今はシャッター商店街になっています。それを復興させようという活動に賛同して参加させていただきました。

橋本:なるほど!復興プロジェクトの一環だったんですね!それにしても、サイバーパンク屋台とは非常に目立つお店ですが、開店に至った経緯をお教えください。

KAKKO:観光名所の近くという事もあり観光のお客様が多いのですが、飲食プラス、エンタメを楽しんで頂けたらと思い、テーマパークのアトラクション感覚でお店作りをしていきました。単純に好きな世界観をぶつけたってのもありますが(笑)。

橋本:サイバーパンクの世界観は好きな方も多いですからね!お客様はどの様な方々が来られる事が多いですか?

KAKKO:今までは観光のお客様が多かったのですが、Xで広まってからはサブカル好きの方が増えてきました。そういう方に内装などを褒めて頂けると大変嬉しく思います。

橋本:SNSでの拡散力は凄いですからね。サイバーパンクファンなら一度は足を運びたいと思いますよ!ところで、ご店主はメカヘッドで接客してくださいますが、普段からコスプレ等の活動をされてるんでしょうか?

KAKKO:単刀直入にいうと、していません。お店で非日常、非現実を味わって頂くために、お客様がサイバーパンクの世界の主人公になっていただけたらとパフォーマンスしております。

橋本:そうなんですね!あまりにも似合っていたので、普段から活動なさってると思いました。メニューに関してはザ・屋台呑みと言った品揃えですが、サイバーパンク特有なメニュー等も今後出てくるんでしょうか?

KAKKO:今のベースのメニューで「美味しい!」を喜んで頂けているので、これからはよりサイバーパンク世界をより楽しんで頂けるようなメニューも開発して行きたいと思います。

サイバーな見た目だが、目に入る文字はポテサラ。オーソドックスな屋台だ。

橋本:今後の展望は?

KAKKO:サブカル好きの方がハマるであろう商店街ですので、是非とも遊びに来て、商店街全体を愛していただけたらと思います。来年には何かイベントも出来たら良いなとも考えています。

◇ ◇

街おこしの一環として始めたと言うサイバーパンク屋台KAKKO。現在の反響は、商店街復興の第一歩だと言えるだろう。

今後、開発予定のサイバー料理を楽しみつつ、アルコールを高純度のオイルだと思い込み、サイボーグ気分でKAKKOの世界を堪能するのもいいかも知れない。

サイバーパンク屋台KAKKO

Xアカウント:https://twitter.com/CYBERPUNK_KAKKO
Instagramアカウント:https://www.instagram.com/kakko_shinsekai/

住所:大阪市浪速区恵美須東1-23-1
定休日:木曜日
営業時間:13時〜21時

(よろず~ニュース特約・橋本ダイスケ)

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