12月3日、日産自動車と日産モータースポーツ＆カスタマイズ（NMC）のファン感謝イベント『ニスモフェスティバル2023』が静岡県の富士スピードウェイで開幕を迎えた。イベントには早朝から多くのニッサン／ニスモファン、モータースポーツファンが足を運んでいる。
コロナ禍で一時開催が中断される年もあったものの、昨年は3年ぶり“23”回目のニスモフェスティバルとして復活したニッサン／ニスモのファン感謝イベント。24回目の開催となる今年は“サステナブルなモータースポーツへの挑戦”をテーマに、電動化技術やCNF（カーボンニュートラルフューエル）を活用した車両、そしてニッサンのモータースポーツ史に欠かせないマシンによるさまざまなコンテンツが用意される。
早朝から晴天に恵まれた富士スピードウェイには、ゲートオープン前から多くのファンが集結。午前には8時からのニスモカーズ・パレードラン、ニッサンヒストリックカー・エキシビジョンレース、Z33／Z34ユーザーによるZチャレンジのエキシビジョンレースが行われ、早朝からレーシングサウンドが響いた。
11時からの“ウォームアップ走行”では、午後に実施されるコンテンツでデモランを行う車両がコースを駆け抜け、ABB FIAフォーミュラE世界選手権のGen2や、2023年スーパーGT GT500、GT300両クラス、スーパー耐久を戦ったニッサン車両、さらにカルソニックスカイラインといった往年のマシンが走行を行った。
そのウォームアップ走行では、当初リストに表記されていなかった2024年型の230号車ニッサンZ GT500がサプライズ登場。カーボンむき出しの230号車を平峰一貴がドライブし、スーパーGTでパートナーのベルトラン・バゲットが駆るMARELLI IMPUL Zとの実戦さながらのバトルを繰り広げるシーンも見られた。なお、230号車にはトランスポンダーが搭載されていなかったのか、タイミングモニターにタイムは表示されなかった。
12時10分からはニスモフェスティバル2023に参加する全ドライバーおよび監督、関係者がホームストレート上に集結するウェルカムセレモニーが開催。フォーミュラEとMOTUL AUTECH Zもストレートにつくなか、まずニッサンのモータースポーツビジネスユニットオフィスヘッドで、NMC社長を務める片桐隆夫氏が挨拶を行った。
「こんなに多くのファンのみなさんに集まっていただき本当にうれしいです。本日は、ここにいる全ドライバーがさまざまなクルマを使用し、みなさんい良い走りを見せます。ぜひ、今日一日を楽しんでいって下さい」と片桐CEO。
なお、ニスモフェスティバル2023には日産自動車の内田誠社長兼最高経営責任者が訪れている。片桐CEOから紹介を受けた内田社長は「本日は寒いなかニスモフェスティバル2023へ参加していただきありがとうございます。今日は存分に楽しんでいって下さい！」と述べた。
続いて、松田次生がイベント前日からゲート前に並んでいた観客に感謝の言葉を述べると同時に「ニスモフェスティバル2023にお越し下さりありがとうございます。今年はこの場にいる全チーム、全ドライバーにたくさんの応援をいただき、本当にありがとうございました」とドライバーを代表してグランドスタンドに集まったファンたちに語った。
「今日はファンのみなさんにとっても交流できる場です。僕たちもしっかりと楽しみながら、そしてファンのみなさんも楽しんでいただきながら、このニスモフェスティバル2023を盛り上げていきたいと思いますので、今日一日よろしくお願いいたします！」
午後からもサステナブル・モータースポーツと題されたでも走行を皮切りに、さまざまなプログラムが予定されているニスモフェスティバル2023。イベントの様子はニスモ公式YouTubeチャンネルでライブ配信も行われているので、会場に行けない方はそちらでチェックをお忘れなく。
