J2昇格を逃した松本が霜田正浩監督の続投を発表「松本のために闘うことは僕たちの使命」

今季からチームを指揮した霜田正浩監督[写真:©︎J.LEAGUE]

松本山雅FCは3日、霜田正浩監督(56)の続投を発表した。

霜田監督は、徳島ヴォルティスのコーチとして指導者のキャリアをスタートさせると、FC東京での強化部長補佐やジェフユナイテッド千葉でのヘッドコーチなどを経て、2009年に日本サッカー協会(JFA)入り。技術委員長や日本代表のナショナルチームダイレクター、アンダー世代の監督を歴任し、2017年からはベルギーのシント=トロイデンでもコーチを務めた。

その後、レノファ山口FCの監督、ベトナムのサイゴンFCのアドバイザーを経て2021年6月に大宮アルディージャの指揮官に就任。今シーズンから松本の監督に就任した。

今シーズンは昇格争いをしていた中で、終盤に失速。9位でシーズンを終えていた中、続投が発表された。

霜田監督はクラブを通じてコメントしている。

「松本山雅FCを愛する皆さまへ」

「今シーズン、骨身に沁みる応援をありがとうございました。ただのサッカークラブではなく、街を背負って闘うことの重さを痛感し、だからこそ一層このクラブで勝ちたいと思いました」

「目の前の選手たちを成長させ、どうやって闘うのかというスタイルを明確にし、結果を出す。とてもチャレンジングな1年でしたが、来シーズンはより結果を出すためのプロセスに拘り、勝つためのメンタリティを身につけ、今年積み上げてきたものをさらに研ぎ澄ませながら大きな目標を叶えたいと思っています」

「松本のために闘うことは僕たちの使命です。皆さんに感動を届けられるような、日常に勇気や元気を与えられるような、そんな熱い気持ちを込めた試合をします」

「J3から這い上がっていく、今のクラブの逆境を絶対に乗り越えていく、その強い覚悟で戦って参ります。どうか街全体、松本一体で乗り越えていきたいと思いますので、引き続きご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。 来シーズンこそ優勝しましょう」

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