バケツ100杯分の水、150メートルを子ども200人でリレー「あと100人いてほしい」

バケツリレーで水を運ぶ参加者(京都府城陽市寺田・鴻ノ巣山運動公園)

 子どもたちに水の大切さを伝えるイベント「命の水を運ぼう 城陽バケツリレー2023」がこのほど、京都府城陽市寺田の鴻ノ巣山運動公園で開かれた。参加した約200人が協力し合いながらバケツ100杯分の水を運び、水車を回した。

 城陽市子ども会後援会協議会など8団体でつくる実行委員会の主催で、22回目。市内の小学生3人が「世界中には、水を遠く離れた川から運ぶ子どももいる。命の源の水に感謝し、バケツというバトンで心と心をつなげよう」と開会宣言した。

 参加者たちは、高台の広場まで約150メートルの列をつくり、次の人に「重たいよ、気をつけて」と声を掛けながらバケツを渡していった。30分ほどリレーが続いた頃には疲れもみられ「あと100人いてほしい!」との声も上がった。運び終えた水の力で水車が勢いよく回ると、子どもたちに笑顔が広がった。

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