ホーム2連勝のミラン指揮官「今は加速し、継続性も見せなければ」、CBで貢献のテオ・エルナンデスにも言及

リーグ戦2連勝としたピオリ監督[写真:Getty Images]

ミランのステファノ・ピオリ監督が勝利を振り返った。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。

前節のフィオレンティーナ戦で辛勝し、リーグ戦5試合ぶりの白星を手にしていたミラン。ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)のドルトムント戦は1-3で落としてしまった中、2日にはセリエA第14節でフロジノーネをホームに迎えた。

負傷者が相次いでいることによりDFテオ・エルナンデスをセンターバックで起用したホームチームは、FWルカ・ヨビッチの移籍後初ゴールで前半のうちに先制。後半にはFWクリスチャン・プリシックとDFフィカヨ・トモリが追加点を奪い、3-1で勝利した。

試合後、ピオリ監督はリーグ戦ホーム2連勝への満足感を示し、良い相手に対して良い試合ができたと内容にも胸を張った。

「我々の目標は、このホーム2連戦を有効に利用することだった。本当に上位争いをしたいなら、今は加速し、継続性も見せなければならない」

「健闘した相手に対し非常に良い試合ができた。彼らは良いプレーをするし、優秀な監督を擁している。前半は緊迫することもなかった。(DFフィカヨ・)トモリのリスキーなドリブルから生まれた(FWマーヴィン・)クニのチャンスを除けば、何も失うことなく、多くのものを作り出せた」

CBとして勝利に貢献したテオ・エルナンデスのパフォーマンスも称賛。自ら志願してくれたと起用の経緯を明かしつつ、起用の可能性があったユースの選手についても言及した。

「テオはこれまでそのポジションでプレーしたことがなかったが、自らセンターバックをやると申し出てくれた」

「ディフェンス面もとても良かったし、ボールを持てばプレーに変化を与えるという意味で、多くをもたらしてくれた。彼は素晴らしい試合をしたが、それはチームを助けたいという彼の気持ちが表れた結果だ」

「私は若い選手たちを信頼しているし、ユース部門の素晴らしい取り組みは今後数年で実を結ぶだろう。しかし、いつ、どのように彼らを起用するかを見極める必要がある。今日はより実績と経験のある選手が必要だったため、感情を挟む余地はなかったはずだ」

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