愛犬が“いじけた”時のサイン

こんにちは。内田友賀です。

犬と暮らしていると、犬という動物が本当に感情豊かなことに気づかされます。

時には目線を使い、時にはポーズを使い、その時の彼らの気持ちを伝えてきてくれるのです。

一般的には「喜怒哀楽」と言われていますが、東洋の考えでは、感情には「怒(ど)、喜(き)、思(し)、憂(ゆう)、悲(ひ)、恐(きょう)、驚(きょう)」の「七情」があると言われていています。

この七情は、犬たちの感情表現からも汲み取ることができます。

今日はその中から、憂(ゆう)でもある、「いじけ」のサインを覗いてみたいと思います。

一言で「いじけるサイン」と言っても、その原因や表現は様々です。また、飼い主さんとの関係性や、その子の性格によって違う事もありますので、あなたの愛犬だけの「いじけるサイン」をぜひ見つけてみてください。

僕にかまって~

一緒に居る時間を楽しみたいのに、自分に注目してくれなくて「つまらない!」と言っているときのポーズです。ぽん太の場合はわざと体をドン!と当ててくっついてきたり、あご乗せポーズで見つめてきたりします。

僕はその提案を望んでないよ!

飼い主さんの提案が愛犬の求めていることと違って希望がかなわなかった時には、目線をそらしたり、小さく丸まることで不満を伝えます。我が家では、「一緒に出掛けられると思っていたのに留守番だと分かった時」によく見られるポーズです。

もう、やだ、、、

時々、自分の置かれた環境を受け止めたくないことがあります。気が乗らないときに、全身で「僕、落ち込んでます」と表現する姿は、誰が見ても一目瞭然ですね。

いじけるといっても、甘えのような表現から本当に落ち込んでいる時まで、たくさんの表情を見せてくれます。その気持ちの背景は、彼らには「本当はやりたかったことがあった」という事です。

最近、つまらなそうな表情が多いなと感じるときには、愛犬の期待に応えてあげる時間をつくって、思いっきり一緒に楽しんであげてください。

暮らしの中で、愛犬の色々な感情に出会えることは、とっても素敵なことだと思うのです。

Lots of love.

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