『新宿DASH』大都会で100年続く杜づくり アルカリ性土壌の改良のために着目した”都会っぽい”モノとは

TOKIOの国分太一が3日放送の『ザ!鉄腕!DASH!!』に出演。2024年1月開園の都立明治公園に、100年続く森づくりを手伝うべく、緑を作るプロ集団、『Tokyo Legacy Parks』とともに準備を始めた。

新宿DASH

2023年6月、新宿DASHの屋上に国分とともに姿を現したのは、自然と触れ合える住まいを作ってきた建築のプロ・黒田敏さんや、都心に自然豊かな公園を作ってきた造園のプロ・塩井景介さんをはじめとした、緑を作るプロ集団『Tokyo Legacy Parks』。「我々も都心に緑あふれる環境を作りたい」「DASHさんがやってるのを見てすごいなと思ってた」と、6年前(2017年)から国分らが新宿の屋上に作り上げてきた、生き物のすみかとなる環境を参考にするため見学に来た。

そんな彼らが挑む計画が、人間そして都会の片隅でひっそり暮らす生き物たちのオアシスとなる“100年続く杜(もり)”を作るというもの。その舞台はスポーツの聖地、国立競技場の目の前にあり、2024年1月31日の全面オープンに向け、急ピッチで整備中の都立明治公園。広さはおよそ1.6ha(サッカーコート2面分)で、皇居や赤坂御用地など周辺の緑も意識して在来の植物を植えていくという。「やれることはやりますので」と緑のプロ集団から“新宿のアニキ”と慕われる国分も意気込んだ。

整備中の都立明治公園

着々と工事が進んでいく2023年7月、再び現場を訪れた国分。すると、「今いろいろ課題があって困ってまして」と黒田さんがこぼした。今回の土壌のpHの値が、植物にとって適切ではないのだという。樹木や野菜が育つのに適切なpHは6~7の弱酸性の土壌であるが、現在の土はpH8とアルカリ性のため、栄養不足で枯れてしまう可能性があるのだとか。

「せめてpH7(中性)までにしたい」と話す塩井さんに、「身近なもので中和できるようになると100年先も簡単にこの場所を守ることができますよね」と国分も答えた。専門的な薬品などを使わずに、いつも身近にあるものを利用できれば、ずっと森の土壌を守っていけるはず・・・すると国分、「かんきつ系」「なんか…新宿はレモンサワーとかいっぱい飲んでそうですけどね」と言い出した。そう、レモンはpH2の酸性で、土壌改良に使える可能性がある。そこでレモンサワーなどで利用済みのレモンを集めてみようと考えたのだ。今回、公園に植えようとしている樹の本数は約700本、計算すると必要なレモンはおよそ100kg以上。果たして『DASH』流の土壌改良は成功するのか…。いよいよ本格的なチャレンジが始まる。

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写真提供:(C)日テレ

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