小野伸二「後悔はありません」 44歳、サッカー元日本代表

引退セレモニーを終え、声援に応える札幌・小野=札幌ドーム

 サッカー元日本代表で、J1札幌の小野伸二(44)が3日、本拠地の札幌ドームで引退記者会見を開き「プロサッカー生活をやめることに関して、後悔はありません」と、すっきりした面持ちで心境を語った。

 現役最後の試合の相手は、1998年に自身がプロデビューした古巣の浦和。3万人以上が集まったスタンドには試合前に背番号を表す「44」の人文字が浮かび上がった。相手サポーターからは試合後にチャント(応援歌)を贈られ「縁があるチームとの最終戦で、ピッチに立てて幸せ」と喜んだ。

 98年仏大会から3大会連続でW杯に出場したMFは「経験をこれからの日本のサッカーに還元できるように、協力したい」と語った。

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