日本一の阪神・大山選手 地元の観光大使に就任 茨城・下妻市

下妻市観光大使に就任した阪神タイガースの大山悠輔選手(前列左から2人目)と子どもたち=同市本城町

■「リーグ連覇目指す」

プロ野球で日本一に輝いた茨城県下妻市出身で阪神タイガースの大山悠輔選手(28)が3日、同市観光大使に就任した。同市本城町の市立総合体育館で開かれた就任式で、菊池博市長から委嘱書を受け取った。大山選手は「下妻市の皆さまにいい報告と元気を与えられるように頑張る」と力強く語った。

大山選手は市立宗道小、同千代川中を経て、つくば秀英高、白鷗大に進み、2016年のドラフトで阪神から1位指名を受けた。

今季の活躍は目覚ましく、阪神不動の4番として、セ・リーグ優勝に続き、日本シリーズを制して日本一に大きく貢献。個人でも最高出塁率とベストナイン(一塁手)を初受賞した。

式には大山選手が小学1年生の時に野球を始めた地元の宗道ニューモンキーズのほか、市内の中学、高校の野球部の選手たちなど約500人が参加。質問に答えるなど交流した。

菊池市長は「観光大使として下妻市のいいところ、おいしいものをPRしてほしい」と期待を寄せた。大山選手は「熱いご声援のおかげで(リーグ)優勝、日本一を達成することができた。この結果に満足することなく球団初のリーグ連覇を目指して頑張りたい」と新たな目標を話した。

同市の観光大使は、アテネ五輪柔道女子78キロ超級金メダルの塚田真希さんらがおり、大山選手で7人目。

下妻市観光大使に委嘱された阪神タイガースの大山悠輔選手(右)と菊池博市長=同市本城町

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