新潟県内で40代男性が脳死判定、各地で移植手術へ

　日本臓器移植ネットワークは12月3日、新潟県南魚沼市の魚沼基幹病院で40代男性が1日午後4時54分に臓器移植法に基づく脳死と判定されたと発表した。摘出手術は3日午前9時半過ぎから行われ、このうち心臓が東京大医学部付属病院で30代男性に、肺が福岡大病院で30代女性に、肝臓と片方の腎臓は信州大医学部付属病院で50代女性に、もう片方の腎臓は新潟大医歯学総合病院で40代男性に移植される予定。膵臓（すいぞう）と小腸は医学的理由で断念した。

　移植ネットワークによると、臓器提供の意思を示す書面はなかったが、家族が承諾した。脳死判定は法施行後1015例目。