<レスリング>2024年パリ・オリンピックは8選手のシード制で実施

世界レスリング連盟(UWW)は、2024年のパリ・オリンピック、オリンピック予選(各大陸&世界)、大陸選手権、ランキング大会のシードの決定方法ほかを明らかにした。

オリンピック予選の試合方式・ランク付け

各大陸予選は各階級2選手、世界予選は各階級3選手にオリンピック出場枠が与えられる。

大陸予選は敗者復活戦と3位決定戦・決勝は行わず、準決勝の勝者2選手がオリンピックの出場枠を得ること、世界予選も決勝は行わず、敗者復活戦を経て決まった3位同士が最後の枠を争うことは発表済み(関連記事)。

大陸予選で出場枠を取った選手にドーピング違反があった場合や、その国が出場を辞退した場合にそなえ、3位以下の選手を規定にしたがってランク付けする。世界予選では、UWWルールの規定にしたがって4位以下の選手をランク付けし、前記の事態にそなえる。

各大会のシード選手

【大陸選手権】=第1~4シードを下記のポイントで決定
・2023年世界選手権
・第1回ランキング大会(1月の「ザグレブ・オープン」(クロアチア)
・アフリカ大会(3月にガーナで開催)

【オリンピック大陸予選・世界最終予選】=第1~4シードを下記のポイントで決定
・2023年世界選手権
・第1回ランキング大会(1月の「ザグレブ・オープン」(クロアチア)
・アフリカ大会(3月にガーナで開催)
・大陸選手権
(世界選手権を除く3大会のうち、上位2大会のポイントのみが対象)

【パリ・オリンピック】=第1~8シードを下記のポイントで決定
・2023年世界選手権
・第1回ランキング大会(1月の「ザグレブ・オープン」(クロアチア)
・アフリカ大会(3月にガーナで開催)
・大陸選手権
・第2回ランキング大会(6月の「イムレ・ポリヤク&ヤノス・バルガ国際大会」(ハンガリー)
(世界選手権を除く4大会のうち、上位3大会のポイントのみが対象)

2024年ランキング・システム

2024年のランキングは、下記大会のポイントによって決定する。

・第1回ランキング大会(1月の「ザグレブ・オープン」(クロアチア)
・アフリカ大会(3月にガーナで開催)
・大陸選手権
・第2回ランキング大会(6月の「イムレ・ポリヤク&ヤノス・バルガ国際大会」(ハンガリー)
・パリ・オリンピック
(オリンピックを除く4大会のうち、上位3大会のポイントのみが対象)

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