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●来春、チューリップフェアで展示
台湾・嘉義(かぎ)市の分雅小5、6年生と教諭18人が3日、砺波市のチューリップ四季彩館で、来春のとなみチューリップフェア(富山新聞社後援)に向けて球根を植えた。台湾児童による球根の植え込みは4年ぶりで、18人は来春に花がきれいに咲き誇り、両市の友好がさらに深化することを願った。
砺波市は2014年に嘉義市で開かれた県物産展をきっかけに観光や産業面の交流を深め、15年に夏野修市長が嘉義市に砺波産のチューリップ球根を売り込んだ。16年に修学旅行で砺波市を訪れた嘉義市文雅小児童、教諭を招き、砺波チューリップ公園で球根の植え込み体験を行っており、今回で5回目となる。
文雅小の児童らはチューリップ四季彩館の三上亜紀代さんの指導でプランターに培養土を入れ、オレンジ色の花びらに黄色のハート模様が特徴の「ユアン」の球根を1人17個ずつ丁寧に並べ、土をかぶせた。
台湾では砺波から提供された球根を冷蔵して皮をむいて水耕栽培しており、普段とは違う球根の植え込みに戸惑う児童も少なくなかった。
5年の楊采縈さん(11)は「いつもと違うのはとても楽しかった。来春にきれいな花が咲いてくれると、うれしい」と話した。児童が植えたプランターはフェア会場の砺波チューリップ公園南門に置かれる。
前日まで台湾・台北市でトップセールスを行った夏野市長が児童らを歓迎し、新たに製作したバッグに贈り物を入れて手渡した。
児童らはイルミネーションイベント「チューリップ公園KIRAKIRAミッション2023」(富山新聞社後援)なども見学した。