米大リーグ・レッドソックスの吉田正尚外野手(30)=福井県福井市出身=が12月3日、同市の福井フェニックススタジアムで、自身の名を冠した学童野球大会に出場した市内22チームの児童と交流した。吉田選手は「野球を通じていろんなことを学べる。やるからには必死に頑張ってほしい」とエールを送った。
吉田選手は学童野球の「麻生津ヤンキース」出身。同チームと後援会主催の「吉田正尚杯」が毎年行われており、この日は表彰式と交流会があった。
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大リーガーになってからは初めての交流。吉田選手が登場すると、子どもたちは歓声を上げて拍手で迎えた。
吉田選手は「WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)、初のメジャーでのシーズンと、今年はあっという間だった」と振り返り、「来季に向けトレーニングを積みながらオフを過ごしている」と近況報告も交えあいさつ。活躍した児童に賞状やサイン入りのレッドソックスの帽子などを手渡した。
児童たちは記念撮影したり、ハイタッチしたりと吉田選手と笑顔で交流。最優秀選手賞の小6児童は「直接賞状をもらえうれしかった。将来はメジャーで一緒に野球をしたい」、吉田正尚賞の小6児童は「吉田選手のようにチャンスで打てるようになりたい」と意欲をみせた。
同日夜には福井市内のホテルで後援会の催しがあり、吉田選手も出席した。