【チャンピオンズC】デムーロ「思ったほど伸びなかった」レース後ジョッキーコメント

12月3日、中京競馬場で行われたG1・チャンピオンズカップは、1番人気に支持されたレモンポップが逃げ切りでG1・3勝目をマークした。大外枠、初距離も関係なく、ダートチャンピオンに相応しい走りを披露した。

チャンピオンズカップ、レース後ジョッキーコメント
1着 レモンポップ
坂井瑠星騎手
「もう速かったら行ってもいいかなとは思ってましたし、やはり少し距離に不安あったので、なるべくラチ沿いのロスなく行きたいなっていうのはありました。僕が乗せていただいたのは今年のフェブラリーステークスからですけど、最初からすごく良い馬でしたけど、ここに来てまた力をつけてるんじゃないかなと思います。初めての1周の競馬で大外枠って結構高いハードルだったと思うんですけど、この馬の能力で乗り越えてくれましたし、堂々とチャンピオンと言っていいんじゃないかなと思います。レモンポップとフェブラリーステークスとチャンピオンズカップと勝つことができました。 まだまだこれから頑張ってくれると思うので、応援よろしくお願いします」

2着 ウィルソンテソーロ
原優介騎手
「スタートで体勢整わず出遅れてしまい差しに切り替えました。惜しいところまで来たのに本当に悔しいです。G1を勝てる馬だと再認識しまいた。スタートですね。僕の技術不足です」

3着 ドゥラエレーデ
B.ムルザバエフ騎手
「追い切りで気性面の成長を感じていました。前に乗ったイメージで競馬をして最後まで一生懸命ファイトしてくれました。まだ3歳で未来が一杯ある馬だと思います」

松山「勝てなくて悔しい」

2023チャンピオンズC レース写真 (C)yasu

4着 テーオーケインズ
松山弘平騎手
「枠も良くスタートも出てくれましたし、得意とするポジションで競馬が出来ました。精一杯走ってくれましたが勝てなくて悔しいです」

5着 メイショウハリオ
浜中俊騎手
「内枠でもう少しポジションは取りたかったです。年齢的にもズブくなっていますが、それでも良く伸びています。最後まで頑張ってくれました」

10着 セラフィックコール
M.デムーロ騎手
「スタートはいつも通りでゆっくりでした。3、4コーナーも馬なりで上がって行けましたが、直線で思ったほど伸びなかったです」

レース結果、詳細は下記のとおり。

12月3日、中京11Rで行われた第24回チャンピオンズカップ(3歳上オープン・G1・ダ1800m・1着賞金=1億2000万円)は、坂井瑠星騎乗の1番人気、レモンポップ(牡5・美浦・田中博康)が、G1・3勝目をマークした。勝ちタイムは1分50秒6(良)。

2着に12番人気のウィルソンテソーロ(牡4・美浦・小手川準)、3着に9番人気のドゥラエレーデ(牡3・栗東・池添学)が入った。

今年国内ダートはパーフェクト

2023チャンピオンズC・レモンポップと坂井瑠星騎手 (C)yasu

坂井瑠星騎乗のレモンポップは、今年のダート重賞でドバイ遠征を除いてパーフェクト。初距離もこなしてダート王者の力を見せつけた。レースでは大外枠から迷うことなくハナへ。初の1800mにも自信を持って隊列を引っ張っていき、直線でもライバルが並びかける場面もなく逃げ切り。強烈なライバルが揃っていたが、終わってみれば力が1枚も2枚も上だった。殊勲の坂井瑠星騎手は同一年のJRAダートG1制覇について問われると「本当に馬が強かったのでその一言に尽きると思います」と、同馬の能力を讃えた。

チャンピオンズカップを勝ったレモンポップは、父Lemon Drop Kid、母Unreachable、母の父Giant’s Causewayという血統。アメリカ・Mr.& Mrs.Oliver S.Taitの生産馬で、馬主はゴドルフィン。通算成績は14戦10勝。重賞は2023年根岸ステークス(G3)、フェブラリーステークス(G1)、マイルチャンピオンシップ南部杯(交流G1)に次いで4勝目。鞍上の坂井瑠星騎手、管理する田中博康調教師は同レース初勝利。

【全着順】
1着 レモンポップ 坂井瑠星
2着 ウィルソンテソーロ 原優介
3着 ドゥラエレーデ B.ムルザバエフ
4着 テーオーケインズ 松山弘平
5着 メイショウハリオ 浜中俊
6着 ハギノアレグリアス 岩田望来
7着 メイクアリープ 幸英明
8着 ノットゥルノ 松若風馬
9着 アーテルアストレア 横山武史
10着 セラフィックコール M.デムーロ
11着 クラウンプライド 川田将雅
12着 ケイアイシェルビー 藤懸貴志
13着 グロリアムンディ C.ルメール
14着 アイコンテーラー J.モレイラ
15着 ジオグリフ W.ビュイック

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