太陽と海とジョガーの祭典「第37回NAHAマラソン」が3日、那覇市など南部5市町にわたる42.195キロのコースで開催された。コロナ禍を経て4年ぶりの通常開催。1万8874人のジョガーが「万国津梁之鐘」の音を合図に那覇市の国道58号明治橋交差点前から一斉にスタートし、1万3692人がゴールした。完走率は72.54%で、2014年の第30回大会以来の70%台となった。(社会部・垣花きらら)
男子は牛山純一選手(40)=長野県=が2時間22分11秒で、女子は鴈原(がんばら)淳子選手(48)=東京都=が2時間48分34秒で優勝した。男女共に初出場だった。
今大会のスターターは、東京五輪・パラリンピックで活躍した車いすマラソンの喜納翼選手(33)、重量挙げの宮本昌典選手(26)が務め、大会長の知念覚那覇市長と共にジョガーを激励した。
沖縄気象台によると、午前9時のスタート時点では気温20.0度、湿度62%。マラソン日和となったが、午後0時34分には那覇で最高気温23.0度まで上がり、日差しが照り付けた。
沿道では地域の住民やボランティアらが大きな声援を送り続け、ジョガーの背中を後押しした。
ご協力お礼
第37回NAHAマラソンが3日に実施されました。ジョガーをはじめ、応援の皆さまやボランティア、大会関係者ほか多くの協力に感謝いたします。ありがとうございました。
主管・NAHAマラソン協会実施本部
主催・NAHAマラソン協会(那覇市、南部広域市町村圏事務組合、沖縄タイムス社、琉球放送、那覇市観光協会、那覇市教育委員会、沖縄陸上競技協会)
(写図説明)鐘の音を合図にスタートする大勢のジョガーたち=3日午前9時すぎ、那覇市・旭橋交差点(小宮健撮影)