震災で妻を失った散骨業を営む男 ある遺骨をめぐる父と娘の物語 「水平線」特報

映画の舞台である福島県福島市で2023年12月8日より先行公開、2024年3月1日より全国順次公開される、ピエール瀧の主演最新作「水平線」の、特報が公開された。

特報は、大切な人の突然の不在に立ち止まってしまっている父と娘の複雑な心情と葛藤が切り取られている。ある遺骨を巡る外からの正義の声に対し、「あんたが言う風化なら 風化しちまえばいい」と返す真吾の言葉に、当事者が抱く違和感を映し出し、主人公真吾と彼をとりまく人々のあいだで、さまざまな感情が交錯して物語が展開していくことを描き出している。

「水平線」は、福島県のとある港町を舞台に、大切な人ときちんとお別れできないまま、立ち止まってしまった親子の物語。ピエール瀧が、震災で妻を失い心に傷を抱えたまま、高齢者や生活困窮者を相手に散骨業を営む主人公・井口真吾役を演じる。真吾の一人娘で、水産加工工場で働く奈生役には、「青葉家のテーブル」などの栗林藍希。ほかに、足立智充、内田慈、押田岳、円井わん、渡辺哲らが共演する。監督を務めるのは俳優としても活躍する小林且弥。初の監督作品となる。

【作品情報】
水平線
2023年12月8日(金)フォーラム福島先行公開
2024年3月1日(金)テアトル新宿ほか全国順次公開
配給:マジックアワー
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