バンフォード(ロレックス)デイトナ Ref.116520「カスタムウォッチの極致」【今週の逸本 Vol.227】

フォーマルからインフォーマルまで、自身のこだわりを移す鏡として選ばれる腕時計の数々。ここではブランド腕時計専門店・MOON PHASE(ムーンフェイズ)が最新モデルからアンティークまで、見る者の感性を刺激する1本をセレクト。今回は、バンフォードのカスタムウォッチ『ロレックス デイトナ Ref.116520』をご紹介しよう。

ROLEX
世界でもっともポピュラーな腕時計ブランド・ROLEX(ロレックス)。高級時計の代名詞といっても過言ではないが、その歴史は1905年の創業から100年余りと意外と短い。その間の偉業は数知れないが、高い防水性を実現した「オイスターケース」、自動巻ローター「パーペチュアル」の技術は、新興ブランドであったROLEXを不動の地位に押し上げた。

BAMFORDとは
バンフォードは、イギリスでレディの称号を持つキャロル・バンフォードが立ち上げた有機農場「デイルスフォード」から派生したファッションブランド。2003年には時計部門のBAMFORD WATCH DEPARTMENTが誕生。オリジナルウォッチはもちろん、その卓越した技術からTAG HEUERやZENITHといった一流ブランドから公認のカスタムメーカーにも選ばれており、これまでも多くの有名メーカーやミュージシャン等とコラボレーションした作品を発表している。※現在ロレックスのカスタムはしていません。

フルカスタムされたロレックス・デイトナ

カスタムブランドとしてもっとも有名といっても過言ではないのが「バンフォード」だ。当連載でもバンフォードのカスタムウォッチをいくつかご紹介してきたが、どれも記事の紹介直後(もしくはする前)に売り切れてしまうという人気っぷり。なかでもロレックスのカスタムウォッチ人気は突出しており、かなりの高額になることでも知られている。

ご多分に漏れず、今回セレクトしたのも超人気&高額な1本。ポール・ニューマンモデルを彷彿とさせるカスタムが施された『デイトナ Ref.116520(バンフォードカスタム)』だ。」

デイトナ Ref.116520(バンフォードカスタム)

元となったロレックス・デイトナ Ref.116520はこちら。

moon-phase.jp
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オリジナル(上写真)を見て分かる通り、今回ご紹介しているバンフォードモデルはかなりカスタムされている。まずは時計の顔である文字盤だ。

各積算計の表記、文字盤外周の目盛などはポール・ニューマンモデルそのもの。ムーブメントの仕様の違いから、スモールセコンドは6時側(本家ポール・ニューマンモデルは9時側)になってはいるものの、それを差し引いてもかなりハイクオリティ。

そしてベゼルにはステンレスのフチ(カスタムパーツ)が装着され、プラスチックベゼル風に仕上げてあることがわかる。細部へのこだわりはさすがバンフォードだ。

ケース・ブレスレットはサンドブラスト仕上げになっており、独特の輝き・質感が楽しめる。

心臓部は本家デイトナのまま変わらず、名機 Cal.4130を搭載。ポール・ニューマンモデルとなるとヴィンテージ品になるが、Ref.116520は2000年〜2016年に作られたものであり、その精度は折り紙つきだ。

カスタムウォッチは、本家メーカーの修理やメンテナンスを受けることができない。しかし、バンフォードの場合は自社で手厚い保証を設けておりメンテナンスも一安心だ。人と違うモノが欲しいという方は、ぜひバンフォードカスタムを選んでみてはいかがだろう?

BAMFORD (ROLEX)
デイトナ
品番:116520
素材:ステンレススチール
サイズ:縦40㎜×横40㎜
防水:-
ムーブメント:自動巻き
文字盤:ブラック×シルバー
販売価格:6,500,000円(税込)※USED
【付属品】
バンフォード箱、バンフォード保証書(2016年4月)等が付属
※価格は2023年12月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。

MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜

数あるバンフォードカスタムの中でもかなり人気のある1本です。ベゼルまで手を加えているカスタムウォッチというのはあまりなくて、バンフォードのこだわりがひしひしと伝わってきます。

見た目はポール・ニューマンモデルですが、中身は現行モデルに近いので気兼ねなく使えるのも魅力です。バンフォードはロレックスのカスタムをすでにやめており、新たに作られることはありません。欲しい方はこの機会をお見逃しなく!

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