埼玉県越生町黒山の黒山三滝で、紅葉が師走に入ってようやく色づきを迎えた。
かつて修験道の道場だった滝は、越辺川支流にある3カ所の滝の総称。このうち、上下2段の男滝(おだき)と女滝(めだき)の近くには、樹齢100年以上と推定される2本の紅葉が自生。例年は11月下旬に、赤や黄色に色づく。高さ約20メートルの木は「華もみじ」、同15メートルほどの木は「姫もみじ」の愛称で親しまれている。
今年は気温が高かった影響で紅葉が遅れたが、ここ数日の冷え込みで上部が美しい色に染まってきた。町観光協会の担当者は「ピークはこれから。あと1週間ぐらい楽しめそう」と話していた。
問い合わせは、同協会(電話049.292.1451)へ。