物価高騰がここにも影響 「100円おせち」一部商品を値上げ

今年も家計に大きな影響を与えた物価高は、リーズナブルな価格でお正月の食卓を彩る「100円おせち」の価格にも影響しているようです

高級食材ののどぐろが入ったかまぼこに、プチプチの触感がたまらない数の子など…。

これまで、約10年間で1500万食を販売したローソンストア100の「100円おせち」。全ての食材が100円で買えるリーズナブルな価格が売りでしたが、物価の高騰で今年は味付けアワビや伊達巻など、一部の商品が150円に値上げされることになりました。

(ローソンストア100 商品開発部 三瓶邦秋さん)
「昨今の物流費各種コストも高騰の中で、どうしても100円で維持というのが難しい点がありましたので、今回150円の価格で設定させていただいております」

特に影響を受けたのが卵を使った商品です。鳥インフルエンザの影響で、材料となる卵の値段が7割も上がっているということです。

一方、価格を値上げしたことで販売できるようになった商品も。中国による日本の水産物の輸入禁止で困っている業者を応援するため販売される、北海道産のホタテ煮は150円の価格だからこそ、国産のホタテが提供できるようになっているということです。

「ふっくらして甘味があり、とてもおいしいです」

45種類の食材がそろうローソン100のおせちは12月25日から発売されます。

© TOKYO MX