「我々は少し幸せではない」打ち合いで引き分けたシティ、後半ATのビッグチャンスでの主審の謎行動にグアルディオラ監督が言及「正気を失った」

グアルディオラ監督は不可解なジャッジにも言及[写真:Getty Images]

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、トッテナム戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。
【動画】物議醸す主審の謎行動…アドバンテージ取った直後に試合を止める

3日、プレミアリーグ第14節でシティはホームにトッテナムを迎えた。共に首位から陥落して迎えた上位決戦。白熱した戦いとなった。

試合は開始6分にソン・フンミンのゴールでトッテナムが先制。しかし、シティは9分にオウンゴールで同点に追いつくと、31分にはフィル・フォーデンのゴールで逆転に成功する。

2-1で迎えた後半、トッテナムは69分に同点とするが、シティは81分にジャック・グリーリッシュがネットを揺らし勝ち越しに成功。勝利かと思われた中、90分にデヤン・クルゼフスキが値千金の同点ゴール。3-3のドローに終わった。

試合後、グアルディオラ監督はドローに終わった結果に言及。3-3に追いつかれたアディショナルタイムには、アーリング・ハーランドがチャージを受けながらもキープし、見事なパスでグリーリッシュが抜け出したものの、サイモン・フーパー主審はアドバンテージを取りながらも突然笛を吹く事態に。これにはシティの選手も怒りを示していたが、グアルディオラ監督は批判はしないと言いながらも、このシーンに言及した。

「私もミスをするし、選手たちもミスをする」

「(ベン・)デイビスの動きでアーリング(・ハーランド)が倒れた瞬間には問題はなかったが、適切なタイミングで彼が立ち上がり、主審がプレーオンのジェスチャーをしたことに驚いた。そして、彼はパスを出したあとに試合を止めた。批判したいわけではない」

「タッチラインでは時々正気を失い、ジェスチャーが適切ではなかった。監督として、リフレッシュした時にコメントするような男ではない」

「我々は引き分けではなかった。なぜならそれのせいだ。彼らは幸せだろうが、我々は少し幸せではない」

チームはこれでプレミアリーグ3試合連続ドロー。チェルシー、リバプール、トッテナムとビッグ6との対戦で勝利できず、すでにアーセナルにも敗れ、マンチェスター・ユナイテッド相手の1勝に前半戦は終わっている。

多くの不安の声があがる中、グアルディオラ監督は失点が問題ではないと言及。良いプレーをしているとチームには自信を見せた。

「パフォーマンスは我々が最近行ったことととても似ている。みんなは失点のことを心配していると言っているが、我々が失点する可能性については何も心配していない」

「自分たちのミスと相手のゴールのクオリティのせいでゴールを許してしまうが、それさらに難しいことだ。まだまだたくさんの試合がある。最近あったことだが、行くしかない」

「良い時はチームは定義されない。良いプレーをしているのに結果が出ないという状況に陥るのは、今回が初めてではない」

「最初のシーズンは良いプレーをしたが、結果を出すことができなかった。選手時代に得た唯一の薬は、我々がプレーしているレベルでプレーする時は、強く主張し続けていくことということだ」

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