幻想的な光景広がる 大興善寺4年ぶりのライトアップ 佐賀県基山町

明かりに照らされ、昼間とは異なる表情を見せる木々=基山町の大興善寺

 「つつじ寺」の愛称で親しまれている基山町の大興善寺で11月25日、4年ぶりに夜間のライトアップが行われた。1日限定での開催となったが多くの人が訪れ、紅葉が明かりに照らされる幻想的な光景を楽しんだ。

 春のツツジで有名な同寺は紅葉も人気で、500本のイロハモミジが園内を赤や黄色に染める。ライトアップでは、赤く色づいたモミジが秋の夜空に浮かび上がり、来場者は園内を散策したり、写真を撮ったりしていた。

 地元の子どもたちが制作した紙灯ろうや竹灯ろうも飾られた。初めて訪れた江口遥花さん(23)=吉野ヶ里町=と福島さくらさん(22)=佐賀市=は「普段は見られない景色できれいだった。ゆったりできた」と話した。(井手一希)

© 株式会社佐賀新聞社