愛媛県西予市野村町では、伝統製法にこだわったコンニャク作りが今年も始まっていて、山里に温かな湯気が立ちのぼっています。
四国カルストのふもと、標高およそ500メートルの、西予市野村町惣川地区では、雪のため農作業ができなくなる冬場に、コンニャクづくりに取り組んでいます。
地元農家の生産部会が原料のコンニャクイモ栽培から行っていて、今シーズンも11月上旬から作業場でイモを潰し形を整えるなどしたあと、大きな鍋で茹で上げていました。
こちらのコンニャクは、四国カルストの天然水を使い、炊き上げと冷却に時間をかけることで独特の食感を生み出す、惣川地区伝統の製法を守っているということです。
(惣川こんにゃく生産部会・水本繁幸さん)
「コンニャクを作りながら話をすることでみんなも元気でいられる多少ながら雇用の確保、農家の皆さんの収入の足しにもなってくる」
惣川地区のコンニャクづくりは原料のイモが無くなるまで続き、商品は、西予市内のスーパーなどで販売されます。